140字小説

「これが…お前の嫁？」 友人宅に上がると、1/1スケールの美少女フィギュアが俺を見つめていた。

息子がonlineゲーム中毒になった。叱るよりも、まず子供の目線に立つべきかと、私も始めてみる事にした。

なんだか教室が騒がしい。集合写真に幽霊が写り込んだとかで、盛り上がってるみたいだ。

どうやって死のうかと毎日考えてた俺に友人が言った。 「死ぬ前に、この漫画読んどけ」

和装に身を包み、背筋の伸びた義祖父は、老齢ながらも実に凛々しい。

雨の中、俺はルンバを拾い上げ、胸に抱き、人目もはばからず泣き叫んだ。

「変だな…味がしない…」 コロナを確信した俺は内心歓喜していた。これで仕事を休める。

昔から、妻はかなりの天然だ。 仕事から帰ると、妻は見知らぬ男とお茶をしていた。

「Youtuberで食べていけてるのかね？」 「はい、一応…」 「だが、収入に安定も保証も無いのだろう？」

俺は気まぐれに〝鉄道忘れ物市〟を訪れてみた。すると、下手な絵の漫画原稿が置いてあった。まさかと思い、手に取って捲って見ると、俺はその場で泣き崩れた。