140字小説 Vol.19

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友人からのLINEに笑う。
『ねぇ、また文字化けしてるよ』
『ごめん、やっぱ無視して』
『大事な事を文字化けに混ぜて言う癖、やめなさいね』
既読はついたけど、返信は無かった。

タイトル:【照れ隠し】


「俺はよぉ…酒におぼれる奴が大嫌いなんだ…ヒック…いい大人が情けねぇ」
俺はオジさんの肩をトントンと叩き「貴方がさっきから話しかけてる相手、ペコちゃん人形ですよ」と言って、水を差しだした。オジさんは「知ってるよ!!俺は一滴も飲んでねぇ!!」と俺を叱った。社会の闇を見た気がした。

タイトル:【愚痴相手】


憎しみは、恋に似ている。
寝ても覚めても、常に奴の事を考えている。奴の背中に、この銃弾をぶち込む日を夢見ている。そして、それは遂に実現した。血も涙も無いこいつの死を悲しむ者などきっと皆無だろう。血だまりの中で、奴が持っていた紙箱を開くと、中にはホールケーキと、ロウソクが5本あった。

タイトル:【娘の誕生日】


旧い友人と久々に飲んでいた。
「ウチの会社、廊下で偉い人とすれ違う時、面倒なんだよ」
「どんな風に?」
「立ち止まって45°腰曲げて挨拶しないといけないんだよね」
「なんだそりゃ、前時代的過ぎるだろ」
「ホントだよな」
「ウチの会社じゃ偉い人とすれ違う時、軽く介錯するくらいだけどな」

タイトル:【会釈】


好きだった人が死んだ。
こんな事なら早く告白しておけばよかった。私の想いはもう永遠に届かない。
『宿題やった?』
『まだ!』
彼との最後のトーク履歴は、とても他愛無かった。涙が溢れて止まらない。せめて、届かない私の想いを、ここに綴ろう。
『好きだよ』
翌日見ると、既読がついていた。

タイトル:【君に届いた】


【長編ミステリ小説 出版中】
価格:250円
読了時間目安:2~3時間

盗撮され、それをネタに脅されている女子高生。
絶望から自殺を図る彼女に、通りすがりの男は言った。
「そのデータ、なんとか出来そうだ」
ハッカーを自称するその男は、有無を言わさず、事態の解決に乗り出した。
男の依頼のもと、集結するハッカー仲間。
女子高生は、次第に期待を膨らませる。
彼らなら、本当になんとかしてくれるかもしれないと。

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