140字小説 Vol.51

今日は顧客先で要件定義だ

「…よって、弊社内作業フローのシステム化を考えておりまして…」
「なぜですか?」
「え?ですから業務効率の改善を…」
「いえ、もっともっと、根本的な部分から顧客のニーズを把握したいのです」
「…働きたくないです」
「私もです」

今度、朝まで飲む約束を交わした

【根本原因】


ノートとペンが道端に落ちていた。ノートは真っ黒で異様な存在感を放ってる。ページを捲るとびっしり人名が書かれていた。調べると全て犯罪者の名前で、全員死亡済だ。僕は怖くなってノートを燃やした。後日 学校のテストで名前を書くと、意識が薄れ僕は倒れた。使ったのは、あの時 拾ったペンだった。

【Death Pen】


はぁ…正月なんてあっという間だったな。仕事始めの何が憂鬱かって、クソ上司の顔を拝む事だ。生産性ゼロのクセにセクハラだけは熱心な害悪め。おや?どうした事だろう。上司が凄い形相で俺を睨んでいる。以前、自慢気に語ってた不倫が奥さんにバレたのかな?
「全部声に出すとは良い度胸だな…!」

【正月ボケ】


「作家に最も必要な能力とは、なんでしょう?」
「月並みな返答で恐縮ですが〝想像力〟ですね」
そう答えた直後、作家は自嘲気味に笑った。
「どうされました?先生」
「いえ…その想像力をほんの少しでも、大切な人の心に向けられていれば…と思いまして」
作家は、指輪の跡がついた左薬指を撫でた。

【想像力不足】


授業中、先生が突然、倒れた。

「…見て。先生の指先に、青酸カリが…」
「まさか…先生がプリントを配る時に指ペロする癖を利用した殺人事件…!?」
「でも、一体どうやって先生の指先に…」

私は見た。授業開始前、先生と不自然に指相撲してた山下さんの姿を。でも、誰もその事には触れなかった。

【指ペロ殺人事件】


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これら140字小説の強化版のつもりで執筆しました。
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ここまで楽しんでいただけた方には、きっとこちらも楽しんでいただけるかと思いますので、お試しいただけると嬉しいです☺

『あなたの命日』というタイトルのYoutube動画があるらしい|方丈 海|pixivFANBOX
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