140字小説 Vol.50

Xmasくらい彼氏と過ごしたい!
でもそんなのがファンに知れたら、アイドル生命が終わる…。

同じ悩みを持つアイドル仲間で集まって、Xmas会を事前に撮影した。当日はこれをライブ配信と偽って流しておけば、私達のアリバイは完璧!

後日その内情が週刊誌に掲載された。
ユダは、誰だったんだろう…。

【最後の晩餐】



「リア充爆発しろってよく聞くけど、この期に及んでなんで他力本願なんだろうな」
「そりゃ爆破するって言ったら捕まるからな。本物はただ、黙々と実行するのみだよ」
友人が懐からスイッチを取り出して押すと、遠くで大きな爆発音がした。
「……今のは?」
「福音さ」
「……」
「Xmasの夜に、乾杯」

【不言実行】


「はぁ…今年こそクリボッチを卒業できると思ったのに」
チャイムが鳴る。
出ると彼氏が立っていた。
「あれ?休日出勤は?」
「即行で終わらせてきた」
「意外だな。Xmas興味無いって言ってたのに」
「え?今日Xmasだったの?」
彼のキョトンとした顔。
「Xmasとか関係なく、君に会いたかったんだよ」

【カップル】


「…チェンジ」
後ろからポーカーを観戦していた俺は驚愕した。Aの4カードが揃ってたのにチェンジだと!? 何たる度胸…これが勝負師と言うものか…
「驚くのも無理はない」
常連らしきギャラリーが俺に耳打ちしてきた。
「あいつロイヤルストレートフラッシュしか知らないから、それしか狙えないんだ」

【0.00015%の勝算】


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これら140字小説はどのように発想し、どのような工夫を込めて140字以内におさめているのか、pixivFANBOXにて作品毎に解説するコーナーを開設しました。

もしご興味があれば、覗いてくださると嬉しいです☺

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