140字小説 Vol.49

SNS史上、前代未聞の出来事だった。

1人の大学生のフォロワー数がある日突然、4人から34万人にまで増えたのだ。

その数日後、彼は逮捕された。某SNS会社のアカウントを管理するデータベースにハッキングし、改ざんした事実が判明したからだ。後に、彼は犯行の動機をこう語った。「友達が欲しかった」

タイトル:【仮想フレンズ】


「XXXって古いアニメこの前見たんだけど、主人公とヒロインがくっついた所で終わったんだ」
「知ってる」
「2人の子供とかで続き出てくれないかな~」
「…ある意味、その続き出てるよ」
「ホント!?どこで見れる?」
「お前の目の前」
「どゆこと?」
「その主人公とヒロインの声優…俺の両親なんだ」

タイトル:【Second Season】


「そういえば、もうすぐクリスマスね」
「そうですね。A先輩はサンタさんに何頼むんですか?」
「え?」
「え?」
「B子ちゃん、社会人でサンタは流石に…」
「いえ、サンタはいますよ普通に。去年も来てくれましたし…」
「B子ちゃん、実家暮らし?」
「いえ、一人暮らしです」
「え?」
「え?」

タイトル:【良い子】


「PS5欲しいんだよなぁ」
友人のその一言が嬉しかったんだ。最近じゃ、身近な友人はゲームなんてやらなくなって、語り合える相手は俺の周りにすっかりいなくなっていたからだ。
「あー、まだ入手困難だね…。でも大丈夫!再入荷の情報入ったらすぐに知らせるよ♪」
「マジ?悪いな…息子が喜ぶよ」

タイトル:【NEW GAME】


田中 弘
本庄 綾子
白鳥 啓介
全力院 玉蹴之助
神田 淳史
山田 由香里

「まただ…登場人物一覧ページの時点で、もう犯人わかっちまった」
「どうしてわかるの?」
「この推理作家、せっかく謎は面白いのに、同じ名前の子が現実でイジメられないようにって、犯人には必ず存在しない名前つけるんだよ」

タイトル:【玉蹴り殺人事件】


【pixivFANBOX_カップ麺プランのお知らせ】

1話完結の1~3分でサクッと読める短編オリジナル小説の投稿をpixivFANBOXにて始めました。
これら140字小説の強化版のつもりで執筆しました。
2,3日に1回の更新を目指しています。

ここまで楽しんでいただけた方には、きっとこちらも楽しんでいただけるかと思いますので、お試しいただけると嬉しいです☺

『あなたの命日』というタイトルのYoutube動画があるらしい|方丈 海|pixivFANBOX
クリエイターの創作活動を支えるファンコミュニティ「pixivFANBOX」

コメント

タイトルとURLをコピーしました